信州アヅミ地の初期水田

 アヅミ地は 平らな地だけでなく 山麓も含むので 信州アヅミ地は 下図のように 松本盆地周辺の降水が 同盆地に流れ込む分水嶺を結んだ線に囲まれた地域とした。

 この信州アヅミ地の水田稲作は 何処から始まったのか。 これまで10年間に6回ほど 西側の北アルプスの山麓付近を探しまわったが その初期水田に適した地は見つからなかったが ようやく 2008年に 西側ではなく 東側にあることがわかった。

 なぜ東側山麓なのかといえば 東西で地質が違うからだ。その詳細は 「安曇族と徐福」に書いた。 ここでは 信州アヅミ地の初期水田適地を 国土交通省がインターネットでサービスしている1977年の空中写真で紹介する。 

 下の表又は図の○数値をクリックすると拡大写真が開く。さらに 詳細な写真は 下の写真を拡大すると  弥生時代の初期水田に適した沢田・谷田(棚田)を見ることができる。

信州アヅミ地の初期水田(○数値)

      奈良井川水系

@鎖川上流大尾沢(朝日村)
A鎖川中流内山沢(朝日村)
B小曽部川(塩尻市)
C尾沢川(塩尻市)

D田川上流西(塩尻市)
E田川上流東(塩尻市)
F牛伏寺川(松本市)
G薄川下流(松本市)

H薄川上流(松本市)
I女鳥羽川(松本市)
 


  犀川水系

J会田川支流保福寺川上流(松本市)
K会田川支流矢久川・水上川(松本市)

L会田川支流穴沢川(松本市)
M会田川中流呂口・中尾付近(松本市



















 

下の14枚の航空写真は 最上段の左から右へ順次 上の@〜M地域にそれぞれ対応