<渡 来>

★ 魏志・倭人伝にある倭人の特徴 (東南アジア系)
   
・潜って魚介を獲る  ・・・・・・・・・・・中国江南に限った漁労形態ではない
   ・文身を入れている ・・・・・・・・・・・・東南アジアを中心とする太平洋沿岸の風習
   ・貫頭衣を着る ・・・・・・・・・・・・・・・ 広東省を含めた 東南アジアの服装
   ・航海時に持斎(ジサイ)の風習・・・ 中国にはない風習 インドネシア東部に似た風習

 魏略・晋書・梁書にある「太伯の後裔」が決め手 (呉人)
   ・太伯(呉の建国者)の後裔・・・・・・・AD57年 金印授受時 呉の奴国の使者談
      (たとえ つくり話でも 奴国の人が同じ話をした)    
                       
★ 日本列島及び航路の民間情報をもっていた
   ・民間情報の積み重ね 官情報にないので 中国正史に掲載なし
   ・現代でも 中国江南地方の沖には出て 西風などで戻れない船は 北部九州に漂着
   ・里心で帰郷の途につき 無事帰還できた人たちの情報が 海人仲間にあった

★ 呉は 90人ほど乗れる 30トンの双胴船(舫船)をもっていた
   
・刳船 長さ24m前後 幅1.5mほど(15トン) 2隻を連結
   ・竹筏 長さ20mほど 太さ15cmの竹63本の筏(15トン) 2隻連結

   ・舫船→方船→カタフネ→片船 
        モヤイ(共有)もカタル(参加)も 九州に言葉として現存
        モヤイもカタフネも 万一に備えて 海人仲間の安心安全

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